Codex のプラグインとスキルの違い。
スキルは、ある種類の作業のやり方を Codex に教えるものです。プラグインはインストールするパッケージで、複数のスキルと、それらに必要なツールをまとめて含められます。両者の関係と、どちらを選べばいいかを解説します。
2026年11月1日 更新 · 約 6 分で読めます
結論から
| スキル | プラグイン | |
|---|---|---|
| 何なのか | 指示をまとめたフォルダ。スクリプトや参考ファイルも入れられる | インストールできる機能のパッケージ |
| 中身 | SKILL.md ファイルと、必要に応じてスクリプトや素材 | スキル、MCP サーバー、ブラウザ拡張機能、フック |
| 新しいツールを足せる? | いいえ。Codex がすでに持っているツールの使い方を導く | はい。同梱の MCP サーバーを通じて |
| 入手方法 | フォルダをコピーするか、$skill-installer を使う | プラグインディレクトリやマーケットプレイスからインストール |
| 向いている用途 | 1 つのリポジトリや自分のマシンで使う、自分用のワークフロー | 完成したワークフローをほかの人と共有する |
Codex のスキルとは?
スキルは、SKILL.md ファイルを含むディレクトリです。ファイルの先頭に name と description があり、そのあとにプレーンな Markdown で指示を書きます。フォルダには scripts/、references/、assets/ も入れられます。
---
name: brand-ui-review
description: Review UI mockups against our brand guidelines. Use when the user asks for a design review.
---
Check every screen for:
- Colors from the brand palette only
- Inter for UI text, 16px minimum for body copy
- 8px spacing grid
Codex は最初、各スキルの name と description だけを読みます。タスクが description に合ったとき、あるいはスキル名を指定したときに、指示の全文を読み込みます。そのため、コンテキストウィンドウを圧迫せずに多くのスキルを使える状態にしておけます。
スキルの置き場所
- リポジトリ内:
.agents/skills。Codex は作業中のディレクトリからリポジトリのルートまで、すべてのディレクトリを確認します。 - ユーザー単位:
~/.agents/skills - 組織単位:
/etc/codex/skills。管理者が管理します。 - 組み込み: Codex に同梱されているシステムスキル。
使い方
Codex CLI や IDE 拡張機能で /skills を実行するか、$ と入力してスキルを直接指定します。リクエストが description に合えば、Codex が自分でスキルを選ぶこともあります。スキルを作るには、組み込みの $skill-creator に頼みます。カタログやリポジトリからインストールするには $skill-installer を使います。新しいスキルが表示されない場合は Codex を再起動してください。
Codex のプラグインとは?
プラグインは、機能を 1 ステップでインストールできるようにまとめたものです。OpenAI のドキュメントによると、プラグインには次のものを含められます。
- スキル:上で説明した、再利用できる指示。
- MCP サーバー:GitHub、Slack、ローカルアプリへのアクセスなど、Codex に新しいツールを与えます。
- ブラウザ拡張機能:ブラウザの機能が必要なワークフロー向け。
- フック:Codex の実行中の決まったタイミングで動くコマンド。信頼する前に中身を確認してください。
プラグインは、ChatGPT と Codex で共通の Plugins Directory か、Git リポジトリなどのマーケットプレイスからインストールします。Codex CLI では /plugins を実行して一覧を見られます。プラグインは Codex CLI と ChatGPT デスクトップアプリ内の Codex で使えますが、IDE 拡張機能では使えません。インストール後は新しいセッションを始めて、新しいスキルとツールを読み込ませてください。
例:Codex Design の構成
Codex Design はプラグインで、両方の要素を必要とします。
- MCP サーバーがキャンバスのツールを追加します。キャンバスの作成、表示、画像や HTML ノードの追加と移動です。これがなければ、Codex には作業するキャンバスがありません。
- スキルがそのツールの上手な使い方を説明します。画面を追加する前にキャンバスを開く、各 HTML ファイルを自己完結させる、画面ごとに端末に合ったサイズにする、といったことです。
スキルだけではキャンバスを説明できても、作ることはできません。MCP サーバーだけではツールはあってもノウハウがありません。プラグインなら、1 つのインストールコマンドで両方が手に入ります。Codex Design のインストール方法を参照してください。
どちらを使うべき?
スキルを書くべきとき
- Codex がすでに持っているツール(ファイルの読み込みやコマンドの実行など)だけで済むワークフロー。
- チームのデザインレビューのチェックリストのように、1 つのプロジェクトに特化している。
- すばやく改善を重ねたい。Markdown ファイルを編集するだけで済みます。
プラグインを作る・入れるべきとき
- Codex に新しいツールや、別のサービスへのアクセスが必要。
- 関連する複数のスキルをまとめたい。
- ほかの人がワークフロー全体を一度にインストールできるようにしたい。
よくある質問
1 つのプラグインに複数のスキルを入れられますか?
はい。プラグインには、MCP サーバーなどと一緒に複数のスキルをまとめられます。
Codex のスキルは Agent Skills と同じものですか?
Codex のスキルは、オープンな Agent Skills 形式をベースにしています。同じ SKILL.md 形式を使うほかのエージェント向けのスキルは、たいてい .agents/skills にコピーすれば Codex で使えます。
スキルを削除せずに無効にするには?
~/.codex/config.toml に、スキルのパスと enabled = false を指定した [[skills.config]] エントリを追加し、Codex を再起動します。